
身近にいる大切な人が亡くなった時、行わなければならない手続きが多々あります。
なかでもお金に関する手続きは、残された遺族にとって大切なことです。
クレジットカードの解約は、銀行や保険の手続きに比べると見落としてしまいがちです。
解約手順を間違うと損をしてしまうことがあります。
この記事では、遺産整理として行うクレジットカードの解約について、手順や注意点を解説していきます。
解約忘れがないように、故人が利用していた全てのクレジットカードを解約していきましょう。
クレジットカードは、所有者が亡くなっても自動的に解約されることはありません。
相続は出来ません。
名義変更も出来ません。
家族が使うことは規約違反です。
仮に引き落とし口座が凍結されても、クレジットカードの利用には関係がありません。
必ず、クレジットカード会社に連絡して、解約手続きを行ってください。
では、そのまま放置するとどうなるのでしょうか?
クレジットカードの債務は支払方法によって1カ月~長期間にわたり残っています。
もしクレジットカードを解約しないまま銀行口座が凍結されると、引き落としが出来ません。
滞納扱いとなり、利息を請求される可能性もあります。
クレジットカードによっては、年会費がかかるものがあります。
所有者が亡くなっても解約しなければ、年会費は永遠に請求が発生してしまいます。
解約しなければクレジットカードは使える状態のため、不正利用される危険があります。
特に利用明細の郵便や確認メールが届かない場合、不正に気が付くまでに時間がかかってしまいます。
ここでは、遺品整理時におけるクレジットカードの解約方法を説明します。
保有カードを把握し、固定費など必要なものの名義変更を行った上で、未払い金を精算し解約となります。
詳しい手順を解説していきます。
はじめに、故人が保有していたクレジットカードをすべて探し出します。
2020年現在、クレジットカードの保有率は87%・平均枚数は3枚と言われています。
なかには7枚以上持っている人もいます
(株式会社ジェイシービーによる2020年度版クレジットカードに関する総合調査より)
使用有無に関わらず、全てのクレジットカードを見つけてください。
財布や郵便物、銀行口座の引き落とし履歴などを頼りに、持っているクレジットカードを洗い出しましょう。
次に、クレジットカードで支払っていた固定費などの契約者名義を変更します。
特に公共料金やインターネット契約など、家族が引き続き利用する場合は忘れずに手続きしてください。
クレジットカード会社のカスタマーセンターに電話して、契約者が亡くなったので解約したいと伝えます。
連絡は、契約者の家族・相続人が行います。
クレジットカードの番号・有効期限、契約者の氏名・生年月日を答えられるようにしておきましょう。
未払い金がなければ、その場で解約できることもありますが、解約書類が必要な場合もあります。
未払い金がある場合、基本的には一括で精算し、解約となります。
故人の引き落とし口座が凍結されておらず、残高があれば引き落としを行ってからの解約が最も楽な方法です。
口座が凍結されていたり残高が不足していたりする場合、相続人が振り込みにて支払いを行います。
精算方法は、カスタマーサポートの指示に従いましょう。
遺産整理時のクレジットカード解約に、注意しておきたいポイントをお伝えします。
クレジットカードの解約は、銀行の解約より先に行うのが理想です。
未払い金の精算がスムーズに行えるからです。
とは言え、銀行に死亡の連絡が伝わると、すぐに口座が凍結されてしまうので注意が必要です。
銀行口座が凍結されてしまった場合は、カード会社の指示に従い家族が振り込み等で精算します。
未払い金の精算は一括支払いが基本ですが、利用残高が多く支払えない場合もあるでしょう。
相続したカードの未払い金が一括で支払えない場合は、分割払いの相談に応じてもらえる場合が多いです。
また、相続を放棄するという方法もあります。
故人のクレジットカードが全て把握できなくても、次のように知るチャンスがあります。
・未払い金の督促が届く
・年会費引き落としの連絡が来る
・更新時に新しいカードが送られてくる
故人あての郵便物はこまめにチェックしておくと良いでしょう。
本記事では、家族が亡くなった時に行うべきクレジットカードの解約について解説してきました。
解約をせず放置すると、残債の精算が遅れたり年会費を請求されたりと良いことはありません。
亡くなった方のクレジットカードは、速やかに解約手続きを行いましょう。
ご自分が保有しているクレジットカードについては、記録しておくか家族に伝えておくと安心です。
家族の負担を減らしたいなら所有するクレジットカードは最低限にとどめた方が良いでしょう。
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